疲労回復ドットコム

アスリートも注目する疲労回復成分タウリン

アミノ酸の一種タウリンは、イカ、タコ、貝類などの魚介類に多く含まれ、生活習慣病の予防に効果を発することが知られていますが、この他にタウリンには疲労回復にも役立つ作用があり、日頃からハードな運動をするアスリートやプロのスポーツ選手が注目している成分です。タウリンの疲労回復メカニズムやおすすめの摂取方法を管理栄養士の視点で解説します。

タウリンと疲労回復の関係

残業が続いたり、ハードなスポーツをしていると、肉体に疲れがたまります。このとき、体内には「活性酸素」が発生し、身体のバランスが崩れてきます。この状態が続くと仕事の作業効率が低下し、スポーツの練習もフルパワーでこなせなくなります。身体に溜まった活性酸素を除去することが疲労回復のポイントです。

タウリンには抗酸化力があり、体内の過剰な活性酸素を除去する働きがあります。常日頃からタウリンを含む食材を摂取したり、運動前後にタウリンのサプリメントを摂ることで、疲労回復の速度を早めることができます。即効性を期待するには、タウリン含有量が多い栄養ドリンク剤がおすすめです。

タウリンの摂取の仕方

日々の食事にタウリンを多く含む食材を摂り入れる

~おすすめレシピ~
イカと野菜のマリネ
イカに含まれるタウリンとマリネ液に使うお酢のダブルパワーが疲れた身体の回復を助けます。野菜には、アリシンの成分が含まれる玉ねぎを入れるとさらに疲労回復効果が高まります。アリシンにはビタミンB1の吸収を高め、食事で摂取した栄養素を効率よくエネルギーに変換する作用があるため、疲労回復に適した野菜です。

カキフライ
カキにはタウリンが豊富に含まれています。ゆで卵のディップソースは、卵に含まれるアミノ酸、お酢のクエン酸も疲労回復に役立つ栄養素のため、タウリンとの相乗効果が期待できます。

たことワカメの酢の物
たこに含まれるタウリンと酢に含まれるクエン酸効果で疲れの緩和に役立ちます。お酢は好みで米酢、リンゴ酢、ワインビネガーなどを選ぶと味のバリエーションが膨らみます。献立の和洋中に合わせてお酢の種類を選んでみるのも良いでしょう。

あさりのお味噌汁
あさりには豊富なタウリンが含まれています。味噌汁の具材にして一緒に摂取することで、身体が温まり、疲れの回復を助けてくれます。温かい食べ物や飲み物は疲労で緊張状態の交感神経を緩和する作用があります。寒い冬は特に温かい食べ物で身体を温めると、疲れの軽減に役立ちます。

黒酢サプリメントを利用する

激しい運動を続けるアスリートは日頃の食事でタウリンを摂取することで疲労度の抑制に役立ちますが、食事に時間をかけられない時や魚の匂いが苦手な方は、黒酢サプリメントがおすすめです。

黒酢サプリメントに含まれるタウリンは身体に蓄積した活性酸素を分解する働きがあり、疲労回復を助けます。1日2~3粒が約100円~200円。低価格で簡単に始めやすいと、日課として続けやすくなります。ダイエット中の方はジム通いに疲労回復アイテムとして持ち運び、運動前後に摂取しておくと翌日の疲労回復度が異なるでしょう。

栄養ドリンクを摂取する

即効性を期待するアスリートやダイエット中の方は、運動前後にタウリン配合の栄養ドリンクがおすすめです。1杯100円~200円程度の低価格で始められ、内の中から身体の疲れをとります。

栄養ドリンクにはバナナ味、チョコレート味、バニラ味など甘味やフレーバーをつけている種類が多くあり、疲労回復に役立つ肝心の栄養素の含有量が少ないものもあります。原材料を確認し、タウリンの配合量が適量かを確認しましょう。

水や牛乳に混ぜるだけで簡単に摂取できる粉末タイプは、その日の体調に合わせて冷やして、または温かくして飲み方を変えることで、疲れの軽減に役立ちます。冷たいものは運動でほてった体をリフレッシュするのに効果的ですが、緊張した筋肉を休めるには温かい飲み物を利用してみてください。温度調整は身体の調子を整えて疲れを和らげる方法として効果的です。

疲労にはタウリン効果を活用しましょう

イカやタコなどの魚介類に多く含まれるタウリンは、疲れで身体に溜まった活性酸素を除去する働きがあります。日々の食事メニューに魚介類を使ったおかずを積極的に取り入れてみましょう。和食では酢の物やお寿司、イタリアンでは魚介類のカルパッチョや魚をふんだんに使ったパスタソース、中華料理ではイカと青梗菜のいためもの、酢豚など、様々なジャンルの食事で魚介類が楽しめます。

タウリンは特別な栄養素のように思われがちですが、意外なことに普段の食事選びを変えるだけで簡単に摂取できますよ。食事時間や内容に多くの時間をかけられないビジネスパーソンや簡単に栄養摂取がしたいアスリート、ダイエット中の方は、黒酢のサプリメントや栄養ドリンクを利用するのも効果的な方法です。

効率よく疲労の回復をとるには、内からの栄養と外からのアプローチが大切です。栄養バランスがとれた食事に気をつけ、身体を休ませる休息タイムもしっかりとってください。デスクワークであまり身体を動かすことのないビジネスパーソンは、激務の傍ら軽い運動やストレッチを実践してみると、疲労の蓄積が緩和します。アスリートやダイエット中の方は運動前後の栄養補給に工夫してタウリンを摂取するようにすると、翌日の疲労回復がアップするでしょう。